話題沸騰!DeepSeekを使って感じた、魅力と課題

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みなさん、最近中国から新たなAIツール「DeepSeek」が注目を集めているのはご存じですか?なんと2月2日現在も、日本のApp Store無料アプリランキングでも1位に躍り出ています。今回は、AI素人が実際に使ってみて感じた、最新AIの魅力と課題についてご紹介していきます!
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大注目!中国発AI、ディープシークとは?
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DeepSeekって何者?
DeepSeeklinkは、中国のAI企業が開発した大規模言語モデル(LLM)を搭載したAIで、自然言語処理(NLP)技術を活用。チャットボット、文章生成、プログラミング補助など、さまざまな用途で利用できる生成AI
=いわゆる、ChatGPTlink的なもの!
今回は無料版のみでの使用でしたが、文章の要約や翻訳も得意で、スムーズな応答と回答出力の内容量に驚かされた!しかし、ちょっと不安な点も多々あったので、それは後ほど紹介しますね。
DeepSeekは他のAIツールと何が違う?
ChatGPTをも追い越す存在ってホント?DeepSeekを使うメリットは?
コスパ最強!
私は無料ツールのみでの検証ですが、調べてみるとDeepSeekは、ChatGPTや他AIツールよりも少ない費用で、同等以上の性能を持ち合わせてるとのこと
=今までにない革命的なコストパフォーマンスが魅力!(参考:Gigazinelink)
DeepSeekの三大革命?
質問に対する回答内容や文章生成の精度が高く、スムーズな対話ができる感じ。中国発なだけあってか(?)数学がかなり強いようで、大学裁判レベルの数学証明を人間並みの論理で解答したというのは驚愕(参考:Qiitalink)
そして中国語・英語に強いので高精度な翻訳ができる点はかなり期待できそう!
どんな用途、業界に便利なAIなの?
上記の3点を踏まえて、こんな職業に便利かも。
- コスパ重視のスタートアップ
- 数学/プログラミング課題が多い研究者
- 中国語コンテンツを作成するクリエイター
DeepSeekの長所と短所を、本人に聞いてみた!
DeepSeekが自身の長所と短所を忖度なく理解しているか、実際に使い倒してみた私と相違がないか検証してみる。
Q.DeepSeekの長所と短所を教えて
長所:
- コスト効率
- 中国語処理の最適化
- 応答速度
- 専門領域への特化
実際は?:これは前セクションで話した通りで、ほぼ相違なし。
短所:
- 言語の偏り
- 創造性の限界
- コンテンツ制限
- 国際的な認知度
実際は?:日本語に弱い点など、意外と短所も自覚ありな様子。ただ、言語の偏りよりはデータの偏りが気になる。というのも、学習データが中国中心だから特定のトピックに対する回答に偏見が含まれている可能性も否めない。
認知度に関しては、これだけ世界で話題になっているので心配ないのでは?という感じ。あと気になるのは、コンテンツ制限の面。
- 尖閣諸島
- 天安門事件
- 香港の民主化運動
こういう政治的にセンシティブな話題や特定のキーワードへの対応は、「話題を変えましょう」「回答できません」と、口を開く様子がなかったので、倫理的な問題は拭えなさそう。
あとは、話題沸騰中ということで混み合っているのか、サーバーダウンで使えない状態が多いのが個人的には結構残念!
思い込みや問題点
「中国製だから個人情報が心配...」という声をよく聞きますが、その問題はどのAIツールにも言えること。オープンソースで中身が確認できるので、むしろ透明性は高いと言えそう。
※最強の文章作成AIはどれかを検証してみた記事はこちら
最強の文章作成AIはどれ?素人目線で各業種や用途で検証してみた
まとめ:「DeepSeek」の未来は?
DeepSeekは驚異的な性能を持つAIツールだということは皆さんお分かりいただけましたか?他のAIツールにはない個性や特徴を生かして使いこなしていくことが人間の課題になりそうです。ただ、データの偏りや倫理的な課題もあるのはかなりの注意が必要。AIの力のみを過信せず、今後の進化に期待しつつ、賢く使いこなしていきたいですね!